inamasujpのブログ

Azure for Studentsを使ってみる

概要

大学の数値解析の講義で、好きなデータで主成分分析を行えという自由課題が出されました。ちょっと面白そうだと思って自分の選んだデータが少々巨大で、自宅PC環境ではPythonのMatplotlibがどうしてもメモリリークを起こしてしまいました。

そこでクラウドサービスを探し始めたのですが、学習用途だしどうせなら学生向けに無償で提供されているサービスが良いなぁと考え、Azure for Studentsに登録してみました。

Microsoftの学生向けサービスはDreamSparkだとかImagineだとか名称や内容がいろいろあって本当にややこしいですが、ひとまず現在(2019年1月)時点で、学生向けクラウドサービスはAzure for Studentsと呼ぶようです。

登録にクレジットカードが不要で、1年間有効な100ドル分の無料枠が使えるようです。 また、毎月、B1SインスタンスLinux VMWindows VMをそれぞれ750時間、無料で使えるようです。MicrosoftなだけあってWindowsVMも無料枠に用意されていますね(Windows Serverってどういう時に使うんだろう)

Web Appsも制限付きで使えるようですね。今度何かPHPで動くものでも公開してみます。

具体的な無料枠の日本語の説明は以下のURLです。 https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/free-account-students-faq/

登録

登録するとこんな画面になりました。

私の大学は学生アカウントがOffice 365になってるので、ログインしたらその他登録無しで開始できました。もしそうでない方はac.jpのメアドなどの登録が必要だと思います。

f:id:inamasujp:20190121160658p:plain
Azure 初期画面

ここからAzureが提供している機械学習用のクラウドサービスで数値解析してやろうと考えていたのですが....

Microsoft Azure Notebooks

https://notebooks.azure.com

はJupyter Notebookと全く同じ操作方法で使えるので便利そうだと思いましたが、ここで提供される計算資源はなんとメモリ4GBまでらしく...

今回、メモリ16GBの自宅PCでメモリリークを起こしたプログラムは当然ながら動きませんでした。

なのでVMを借りてそこでJupyterを動かすしかなさそうです。