PowerMac G5 Case Mod
概要
今メインで使っているPCのケースについて紹介しようと思います。
大学受験が無事終わった頃に、まとまった時間があったので自作PCを組んでみようと考えました。
ですが自作といっても部品を選定して、ねじ止めしてケーブル繋ぐだけだなぁと思っていたので、せっかくならちょっと変わったことをしてみようと考えました。
僕が前から好きな動画で、ゲーム機であるドリームキャストをPCに改造する、というものがあります。
当時は意味もわからず、ただ面白いなぁと思っていたのですが、この動画の影響もあり、PCケースをユニークなものにしようと考えました。
ですが、さすがにゲーム機サイズのPCはハードルが高く、拡張性も欲しいしミドル程度のグラボを搭載したいとも考えていたので、巨大なサイズの箱を探していました。
そこで思いついたのがPowerMac G5です。中高生の頃はApple好きだったこともあり、Mac Proのデザインには憧れていました。
そしてPowerPC時代のMacということでPCとしての価値がほぼなくなっており、当時大阪の日本橋で5000円くらいで買えました。
これを改造し、ATXマザーの自作PCを搭載することにしました。
改造
PowerMacG5はHDDと光学ドライブ以外、自作PCと全く異なります。
マザーボードの形状、本体後ろ側の端子類、電源ユニット、ファンの端子....。何もかも合わないです。
そこで、本体後ろ部分を端子類の穴含め全部ノコギリで切り取ってしまい、適当なWindows PCのケースの後ろ部分を貼り付けることにしました。
金属加工は初めてだったのでそれはそれは苦労しました。
上の写真の赤で囲った部分が他のWindowsPCからひっぺがしてきた部分で、これによりATXマザーが完璧に搭載できるようになりました。
まとめ
この自作PCは1年間くらいインターネット検索しながら実現可能かどうか確かめ続けて、実際に部品が完璧に収まるようになるまで1ヶ月間くらい作業していました。
そこからもM.2 SSD化によりHDDの置き場所が不要になり、それによって空いたスペースに電源ユニットを移動させたり、GTX670からGTX1070Tiへの変更時にグラボサイズ拡大に合わせて微調整を行ったりと、かれこれもう3年くらいずっといじり続けています。
この自作PCのおかげでPCについて本当に詳しくなれました。ドリルで穴を開けたりノコギリで金属を切る経験をすることができました。感謝しています。
ちなみに
このブログを書くために写真を探していたところ、こんな写真が出てきました。
光学ドライブを入れる場所が空いていたので、そこにMac Miniを入れてMacとWindowsのデュアルブート....なんてこともやっていました。